私たちについて
akicode の「aki」は、日本語の「秋」です。秋になると、どんぐりがたくさんなります。そして、どんぐりの中には、よく小さな虫がかくれています。バグです。プログラムも同じです。コードには、いつもどこかにバグがいて、それを見つけて、わかってあげることが、プログラミングのいちばん面白いところです。だから、わたしたちのロゴはどんぐりなのです。
akicode は、はじめてプログラムを書く人のために作りました。
プログラムを書きはじめた人がいちばんつまずくのは、たいてい文法ではなく、書きはじめる前の準備でした。ソフトを入れたり、パスを通したり、設定を変えたり、しかも OS ごとにやり方がちがいます。だから akicode がやりたいことはかんたんです。その面倒をなくすこと。ウェブアドレスを開けば、もう書けて、動かせます。登録もインストールもいりません。かんたんにしただけのおもちゃではなく、本物のプログラミング環境です。ここで書いたコードは、よそに持っていってもそのまま動きます。
はじめは、ブラウザの中でデバッガを動かしたいだけでした。プログラムがどう動くかを、一歩ずつ見られるように。でもデバッガを動かすには、本物のプロセスがいります。プロセスには仮想メモリとページテーブルがいるし、ファイルシステムもいる、Linux との互換もいる……「まだこれが足りない」を一つずつたどっていったら、しまいにはゼロから完全な OS を書きあげていました。gcc や gdb のような、ふつうは機械に入れて使う道具まで動きます。デバッガ一つのためと言いながら、ずいぶん遠回りをしました。
もちろん、本物の Linux にはまだまだ遠いです。なにしろ自分たちで作りなおしたものなので、ふるまいが本物の Linux と合わないところがたくさんあります。まだ作っていないシステムコールもあるし、作ってあっても細かいところがちがうものもあります。本物の機械ではちゃんと動くのに、ここでは変なつまずき方をするプログラムもあります。どれもまだ捕まえきれていないバグで、少しずつ直しています。もし出会ったら、ぜひ教えてください。
これが akicode です。まだ小さくて、今も育っている道具です。あなたが最初の一行を、すらすら書けますように。